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◆ドリプラ10周年記念・福島正伸 特別講座(第五回)◆(週一回配信)

【夢を応援し、人を育てる究極の支援者(ドリメン)のノウハウ公開】


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【第五回】人間的支援をどのようにするか


(1)人間的支援とは

■人間的支援とは、人が夢を深堀りしていく過程で、本当にその夢がやりたいことであったのか、わからなくなったり、本当に人に宣言してしまっていいのだろうかと悩んだり、自分が本当にワクワクすることは何だろうと考えたり、他人からのアドバイスを気にしてしまったりなど、困難に負けてしまってやる気をなくしてしまうときのことです。そうなった時、本気で人をやる気にさせる支援をドリメンはしなければなりません。夢を支える以上に人の心を支えるのです。

■とはいえ、人が悩んでいる時は、安易に解決しようとはせず、とことん悩む時間をつくるようにします。ドリメンが解決したとしても、本人が自分の力で解決しなければ、本当の意味で解決したことにはならないからです。さらにドリメンが解決すればするほど、ドリメンに対して解決してもらおうとしてしまいます。 そもそも、その人の問題は、その人自身が解決しなければならないものです。ドリメンがするべきことは、その解決のキッカケを創ることです。問題解決のためのキッカケを一緒に探し続け、なかなか見つけることができなくても、そばにいるだけで勇気を与えるのです。人は自分を信頼してそばにいてくれる人がいるだけで元気になれるものですから。 たとえ、人が「もう、無理!すべてが白紙になった!」「あきらめた・・・」と言ったとしても、ドリメンはあきらめません。そこからが本当のドリメンの出番です。ずっと、信頼してそばにいるのです。本人以上に本人の可能性を信じ切ります。そんな人がそばにいることで、人は前に進む意欲が湧いてくるのです。実際、心の底ではあきらめたくないと思っているのですから。

■しかし、ドリメン1人だけで支援しきれるものでもありません。
他のドリメン、人、支援者に協力してもらい、みんなで支援していきます。 お互いが助け合い、それぞれが学び成長するために、人間はみんな違っているのだと思います。違うからこそ、助け合うことができます。人間は違うからこそ、高めあうことができるのです。ドリプラはすべての人が成長する場です。 人だけでなく、ドリメンも運営スタッフも自分たちが悩み、考え抜く中から、誰もが気づき、学び、成長し、感動を生み出していく場所です。ドリプラにおいて誰もが一人では乗り越えられないことが起こります。だから仲間が必要になります。困難に対して力を合わせて乗り越えていくことが大切なのです。

■人ひとり一人、価値観も考え方も違います。
そういう中で、ドリメンは人をとことん理解し、心に寄り添っていく必要があります。つまり人間力が問われているといえます。常日頃から自分の生き様を磨き続けていく姿勢をもつことが大切になってくるのです。 これから人間的支援を行う場面について書いていきますが、手法は百万通りです。大切なことは相手を変えようとするのではなく、自分を変えることです。


1、動かなくなってしまった人

相互支援会と相互支援会の間に進捗状況も含めて、動きが止まってしまう人がいます。動かなくなってしまったのには、動かなくなってしまった理由があるのだと思いますが、支援する側からしてみると心配になります。 そういう場合には電子メール、電話、メーリングリスト、ハガキなどを使って勇気づけたり、励まし続けます。 例えば、メーリングリストでその人に向けてメッセージを書くことで勇気を与えます。そうすることで、他の人たちもその人に向けてメッセージを送るように喚起していきます。特にフェイスブックのグループページでの他の人が頑張っている様子の投稿は影響が強いようです。また、その人が信頼している人からメッセージしてもらうというやり方もあります。大切なことは、相手が行動してくれることを信じて、自分が相手に対してできることを毎日全力でやり続けることです。


2、なかなか相談できない人

人にとってドリプラは特殊な場に感じるかもしれません。「何が始まるのか?」「誰が誰なのか?」「何をすればいいのか?」分からないことだらけだからです。 そういう状況ですので、わからないことが何なのかがわかりません。なので、何を誰に相談していいのかもわからない状態です。そういう状況で、大切なことは、人としっかりした信頼関係を形成するところから始めることです。次に相手に必要と思われる情報を必要最低限提供していきます。そうして、相手が「分からないから教えて欲しい」と自然と相談したくなるように導いていくことです。


3、プレゼンテーションが白紙になってしまった人

ドリプラのプレゼンテーションは難易度の高いものです。なので、何回も作り直しすることになります。こういう場合には、自分自身何ができるかを自問自答します。 プレゼンテーションの知識・スキルがあるならば、一緒になって考える、助言するなどの支援ができます。ただ、上から目線にならないように気をつけることです。また、知識・スキルがなかったとしてもそばにいる、勇気づける、できると信じて待つ、自分なりに感じたことを言ってみるなどのことができます。 大切なことは、相手が悩みから逃げずに、自分の力で乗り越える勇気を与えることです。


4、他人からの言葉に傷ついた人

人が夢を語ると、夢を否定する人がたいていはでてきます。そう言われてやる気がなくなってしまう人もいます。 このような場合、ドリメンは自分ができることを全力でやり切ります。自分の出番を探します。大切なことは人に起こったことを乗り越える勇気を与えることです。


5、来なくなってしまった人

全く音信不通になってしまう人がいます。相互支援会は不参加、メール、電話しても返信なしという状況です。 そういう場合は、信頼を失ってしまったといえます。 少しでも相手の心の中にドリメンや他の人やスタッフに対して信頼の気持ちが残っていれば、信頼関係形成からやり直しします。しかし、完全になくなってしまった時は、自分自身を根本的に見直し、相手が感動するまで信頼して支援することです。それにはまず連絡が取れるまで連絡し、相手と直接会う約束をし、会ったときには自分から腹を割って本音で話すことです。簡単なことではないないかもしれませんが、自分の覚悟を見せることで相手の心を動かすことが大事なことだと思います。


6、パートナーや支援者との関係で悩んでいる人

パートナーを変えたい。支援者からいろいろ言われる。ということで、悩んでしまう人がいます。 まずは人自身がどうしたいのかを確認し、長期的、全体的、根本的、多角的視点から人と一緒にアイデア考え、人に選択してもらいます。 解決は人しかできません。本人の悩みは本人にしか解決できないのです。どんな状況に置かれていたとしても、そこでできる手法は百万通りあります。それらの手法を一緒に考え、最後は相手に意志決定してもらいます。


7、ドリプラ世界大会の発表会において、本選に行けなかった人

大抵の人は本選に自分は行けると自信を持って予選会に望みます。けれども世界大会では20組の内8組しか本選に選ばれません。行けると思っていて行けなかった人は、精神的に落ち込むことがあります。本選に遅刻してくるとか、自分の夢は叶わないと思い込んだりすることがあります。 そのような場合は、その場においてドリプラを完走できたことをねぎらってあげたり、これまでのがんばりをほめたりしてあげます。また、ハグしたり、ただそばにいてあげたり、そっと見守ってあげたり、ドリメンカードを直接渡してあげたりして、気持ちを落ち着かせます。 そして時間が経った頃あいを見計らって、過去に本選に出られなくても夢に向かって進んでいる人がいる話をするとか人が前向きになれるような話をします。簡単なことではないですが、人を信頼して心に寄り添ってあげることが大切です。


(2)支援会以外のかかわり方は無限にある

■プレゼンテーションと事業計画書のレベルアップを図るための相互支援会や個別支援会以外にも、支援をする関わり方は多種多様にあります。 人は相互支援会と次の相互支援会の間に孤独になりがちです。そういう時にドリメンから一歩前に進むキッカケを与えることが必要になってきます。


(3)コミュニケーションツール

■大切なことは、究極の支援者として自分がどう行動するのかということです。その自分の行動の中にある思いを人に感じとってもらうことです。これから紹介するツールはそのための手段にすぎません。そして、できるかできないかよりもやってみようと思うことです。


1、電子メール、メーリングリスト

人の状況を確認する時や精神的に落ち込んでいると思った時に励ましや勇気づけのメッセ―ジをする時に使用します。
例えば、メーリングリストはプレゼンテーションや事業計画書のレベルアップを図るための情報を送ったり、ドリプラマニュアルからその時の人の状況に合うキーワードの解説を送ったりします。また、フェイスブックのグループページで人を元気にする言葉を毎日書き続けることも効果があります。


2、電話

状況がよくわからない人に対してメールでは伝わらない感情などを伝えるために使います。また、信頼関係ができていない人に対してドリメンから連絡することで、いつでも連絡してきてもいいと伝えることで安心感を与えます。 ただし、電話が長くなりそうになる場合には、料金の負担を考えてSkype(無料電話)などの方がよいかと思います。


3、手紙、はがき

遠方にいる人やちょっとドリプラに迷いがでてしまっている人に真心の籠ったメッセージや文章を贈る時に使います。


4、直接会いに行く(1対1)

遠方にいる人は孤独になりやすいところがあります。また、ドリプラに前向きになれなくなってしまった人にも直接会って腹を割って話すことで相手の気持ちを和らげることができます。 遠方に行く時には、他のドリメンを誘うとか仕事や他の用事を合わせることで、行く理由をつくると行きやすくなります。また、前向きになれない人とはドライブをすることで心開いてくれることもあります。


5、夢を叶える飲み会/ランチ会/ドリプラカフェなど

夢を語る飲み会やランチ会では、相互支援会後や休日のお昼に飲食を共にし、雑談することで、人に本音を語ってもらうことで、少しでも自分の夢に進んでもらう後押しをします。また、参加者同士が仲良くなることも目的です。後述しますがお酒が入る場合は節度ある態度が肝要です。ドリプラカフェは、ドリメンがホスト役になり、問いかけをしていくことで、その場の参加者に気づきと学びを与えることでやる気になってもらうことを目指します。


(4)関係性を築くときに注意すること

ドリプラの期間中、ドリメンと人とのかかわりは夢を深堀りして、プレゼンテーションと事業計画書の作成に集中できればいいのですが、かかわりを持つことで諸々なことが起こります。ここでは、かかわることで起こったこと起こりそうなことについて紹介させていただきます。対応に正解はありませんが、ひとつの考え方として述べさせていただきます。


1、飲み会などでの言動

相互支援会では人に対して親身になって、話を聴きますが、終了後の夢を語る飲み会で「あんなことは、こうすればいいんだよ」とか上から目線で「こうしなくちゃいかんのだよ」と説教してしまったり、羽目を外した発言してしまうことがあります。 言ってしまったことを戻すことはできないので、すぐに謝罪するか、他のドリメンにフォローをお願いします。とはいえ、なるべくそういうことが起きないよう心掛けて置くことが肝要です。


2、ドリプラと関係ないプライベートなことについて

登録した覚えのないメールマガジンが届くことがあります。人からの個人的なメルマガです。また、人のプライベートなことでお願いされることがあります。確かに、人を丸ごと受け入れることは大切です。けれど、ドリプラとあまり関係ないことをどこまで受け容れるかということはとても悩ましいものがあります。 そのような場合は、ポリシー(行動基準)をつくっておくことです。ポリシーに従って行動します。ポリシーが明確ならば葛藤することなく行動しやすくなるからです。たとえば、何があってもすべて受け入れるとかです。とはいえ、こういう場合は、人としての成長が試される時のように思います。


3、恋愛感情/反感への対処

人は自分の話しをしっかり聴いてくれる人に信頼を抱きます。場合によっては、それ以上の感情を抱いてしまうことがあります。カウンセリングでクライアントが過去の人間関係と重ね合わせてカウンセラーに愛情を抱いてしまったり、反対にカウンセラーから愛情を抱いてしまうことあります。また逆に、反感という感情になる時もあります。ドリプラではあきらめない理由の中で人の深い話を聴くことになるので、上述のようなことが起こらないとも限りません。ですから、できる限り自分の感情には気をつけなければなりませんし、相手から申し出あったときには冷却期間を設けることで相手に冷静になってもらうことです。けれども、反感を抱かれた場合にはもしかするとそこに夢の障害になっている何かがあるかもしれないので、慎重な対応を心掛けた方がよい場合もあります。


4、能力不足を感じたとき

ドリメンは人を何とかしたいと思う気持ちが空回りしてしまうと、自分の能力不足を感じてしまうことがあります。また、人は「何を教えてくれるの?」「何ができるの?」という目で見てくることもあります。 そんな時は人と真摯に向き合うことです。それは、そばにいることだけかもしれませんし、自分の感じたことを自分の視点で述べることになるかもしれません。大事なことは嘘偽りなく誠実な対応を心掛けることです。


5、守秘義務を守る

人がドリプラで話す内容は、信頼関係に基づいて話しをされます。なので、知りえた情報を正当の理由がなく人の同意なしに第三者に漏らさないようにしなければなりません。特に守秘義務契約書は書きませんが、十分に気をつける必要があります。とはいえ、公の場でのプレゼンテーションで発表した内容に関しては、その範囲に限って第三者に伝えても大丈夫です。


6、人を操作しない(意識的にも無意識的にも)

「岡目八目」という言葉があります。囲碁を指している当事者よりも見ている人の方が良い手がよめることをいいます。ドリプラにおいてもドリメンが人より人が伝えたいことがわかるときがあります。そんなときは人を意識的にそちらの方の誘導したくなる衝動にかられます。あるいは直接言ってしまうこともあります。また、ドリメンが「私はこう思う」言ってしまうことで、人はドリメンの言っていることが正しいと思い、自分の意見を変えてしまうこともあります。 答えを持っているのは人です。ドリメンの言うことは選択肢のひとつでしかありません。そのことを忘れないように対応する必要があります。


【究極の支援者心得10ケ条】

第1条 会う前に大好きになる
第2条 人の夢を自分の夢にする
第3条 解決するよりやる気にさせる
第4条 人を変えるのではなく自分を変える
第5条 自分自身の生き方で感動を与える
第6条 きっかけを与え続ける
第7条 見えないところで支援する
第8条 何が起ころうと相手がどんな人だろうと動じない
第9条 すべてのできごと、ものごとを楽しんで感謝する
第10条 共に感動し、共に成長する


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来週はいよいよ最終回となる
第6回、テーマは「支援を楽しもう ―ドリメンを繰り返し経験しメンタリングの能力を高めていこう 」です。

最後までお読み下さいまして誠にありがとうございました。

福島正伸

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発行元:株式会社アントレプレナーセンター
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