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◆ドリプラ10周年記念・福島正伸 特別講座(第四回)◆(週一回配信)

【夢を応援し、人を育てる究極の支援者(ドリメン)のノウハウ公開】


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【第四回】夢の深堀りをどのようにするか


(1)夢を深堀するポイント

■まずは、人の夢を素直な気持ちで聞きましょう。
人の夢を聞く時に最も大切なことは、批判しないことです。どんな非現実的、夢物語に思える夢でも、まずは心からの思いや情熱を言葉にして語ってもらうことです。
人は自分の夢に確信や自信というものがまだないかもしれません。人は自分を否定する人、批判する人には心を開きづらくなるものです。だから、最初はただただ、ありのままの思いを聴く、相手の世界観、夢を聴き理解することに専念しましょう。

■人の夢を聴くポイント
人の夢を聴くとき、ただ黙って聞いているだけでは、人は理解してもらえているのだろうかと不安になってしまいます。だから、うなずきやあいづち、「そうなんですね」「それで」など、人に自分はしっかり聴いているよという姿勢をしっかりと表現しましょう。人は真剣に、親身になって聴いてくれる人には、心を開き、話したくなるものです。聴く姿勢で人の思いを引き出すようにします。

■人の思いを引き出す。
人の夢はまだ最初のうちは完全にまとまっているわけではありません。ときに、一体自分は何をしたいのだろう。何のためにするのだろう。本当に自分はしたいのだろうか、など様々な疑念が湧いてきます。そんなときは、次のような質問を投げかけることで、人の思いを深掘りするお手伝いを試みてみましょう。

もしも、絶対失敗しないとわかっていたら何をしますか?
今から成長し続けた10年後の自分ならどんなことができると思いますか?
なぜ、その夢を思い描いたのですか?
その夢をあきらめない理由は何ですか?
その夢は誰のために実現するのですか?
その夢は誰を幸せにしますか?
その夢を何年後に実現したいんですか?
あなたは、その夢のどこにワクワクを感じているのですか?
あなたが最も尊敬する人なれたとしたら何をしますか?
残りの人生が後10年だとしたら、あなたは何を実現したいですか?
その夢にワクワクしていますか?
その夢に本当に人生を賭けられますか?
その夢はあなたの魂を燃やしてしたいことですか?
あなた一番輝けるのはどんなことをしているときだと思いますか?

■人の夢を誘導しない
人生経験が豊富な人、既に自分が経験してきたことのある人は、ついついアドバイスをしたり、答えを意識的に、もしくは無意識的に誘導したくなることがあります。しかし、人の思いを引き出すドリメンはそういったことはしないように気をつけます。人は、自分の本当の心からの思いでなければ、行動するエネルギーが湧いてきません。人のありのままの思いを引き出す質問を投げかけるよう努めます。人が魂からの本当の思いに気づいたとき、ワクワク感とどんどん行動したくなるエネルギーが湧き上がってきます。ドリメンの役割は本気のやる気を引き出すことです。

■沈黙の時間を大切にする。
人は、頭が真っ白になり、何にも出なくなるときもあります。そんなときに、矢継ぎ早に次から次へと質問をしないようにします。沈黙は大切な考える時間です。ドリメンは安心して考えられる時間、見守る時間を取って待つようにしましょう。

■人は夢を語りますが、まとまっていないところがあります。
ドリメンは人の夢を描き、あきらめない理由を掘り下げる支援をして、最高のプレゼンテーションをつくりあげていくお手伝いをします。教える立場ではなく、一緒に考え、一緒に悩み、一緒に成長し、一緒に感動し、究極の支援者となっていくのです。

■そこで大事なことは解決するのではなく、やる気にさせることです。
もちろん技術的なことを教えてもかまいませんが、最小限にしていきましょう。支援の基本は、考えさせる。一緒に考える。待つことです。常に一歩前に進むきっかけを与え続けることです。課題を解決するのは本人しかできないことです。その勇気を与え続けることが大切です。

■夢を深堀するでは人の自己開示にフィードバックすることで、気づきや学びを生みだす循環をつくり出し、夢のイメージを明確にさせていきます。


(2)夢を深堀りして明確にするためのたった2つの要素

■人は強い思いは持っていますが、ドリプラでどう発表するのか。そもそも、ドリプラで何を発表するのか理解していない場合があります。 ドリプラの発表内容は、「感動価値の体験」と「あきらめない理由」です。

「感動価値の体験」
―夢が実現した時の最も幸せな情景を疑似体験できるように、画像と音楽を使い物語として口頭にて伝える

「あきらめない理由」
―自分でなければならない理由を、誰にでもわかるように伝える。

この2点を深堀していくことで夢を明確にしていきます。

■ドリメンのここでの役割は3つあります。
1つ目は専門家として情報やサービスを提供する役割です。
夢に関する人が知らない情報、または、プレゼンテーションづくりのノウハウ、事業計画書作成のノウハウなどの専門知識などを提供します。

2つ目はコンサルタントしての役割です。
コンサルタントは診断・分析・指導をしますが、人の状況を把握し、どうしたら前に進んでいけるようになるかをアドバイスしたり、アイデアを提供したりします。 しかし、アドバイスや提案が人に的外れのものになると信頼関係が損なわれることになります。

3つ目はファシリテーターとしての役割です。
ファシリテーターは会議を進行する人というイメージがあるかもしれませんが、ここでは、人が夢を叶えられる人になれるように援助促進する人という意味です。 それは、プレゼンテーション、事業計画書をつくりあげるだけでなく、人としての成長、どう生きていくかに関すること、つまり人の気づき、成長(変化)に関わることです。 人の問題は人自身の問題です。その答えを知っているのも人だけです。そこでドリメンができることは、人から人が価値あると思う情報を引き出すことです。そして、どんな支援が必要とされ、どういった方法が最善かを共に考えることです。 その結果、信頼関係が強化され人の情報がより明確になったら専門家やコンサルタントの役割も入れていきます。

■次にその深堀りをしていく手法ですが、その手法は100万通りあります。
大事なことは、相手を理解するために聴くということです。批判をすると人は去っていきます。聴いているときは、できる限り思いやりのあるうなずきやあいづちを打つことで話を促進させていきます。 目的は人にやる気になってもらうこと、この場は安心・安全だということを認識してもらうこと、夢についての情報をできるだけ集めることです。 必要であれば、「それからどうなるんですか」「それについてもう少し話してください」などと言って、話を促したりして、すべて話してもらえるように支援していきます。

人が十分話し終えたらと思ったら、その内容について確認していきます。ここで大切なことは、自分が知りたいことを聞いてもいいですが、それ以上に相手が話したいと思うことや相手の思いを引き出したり、相手のやる気を出させるような「問いかけ」と「フィードバック」をすることです。

この2つは人の思考プロセスに影響を与えるものであり、人に気づきと学びをもたらします。なので、この2つが、深堀りをするときには重要な要素になります。 「問いかけ」は、感情や反応に関わる質問、夢のきっかけに関わる質問、行動に関わる質問、夢に関係する人に関わる質問について、「なぜ」と「どうやって」を使って、人に深く考えさせることで具体的なイメージをしてもらい、引き出していきます。

【質問の種類】
◎感情や反応に関わる質問
「その夢が実現したときあなたはどんな気持ちになりますか?」
「その商品・サービスを受けた時どんな反応をしますか?」

◎理由や目的に関わる質問
「何がきっかけ(人、出来事)でその夢をやろうしたのですか?」
「なぜ、ドリプラに応募したのですか?」

◎行動に関わる質問
「過去にどんなことをしてきたんですか?」
「夢が実現されていないことで、どのような問題が起こっていますか?」
「その事業が成功したら具体的にどのような未来になりますか?」

◎夢に関係する人に関わる質問
「なぜ、お客様があなたの商品・サービスを購入しようと思うのですか?」
「どれだけの人が、どのように幸せになれるのですか?」
また、問いかけには、質問という形をとりつつも、ドリメンの考えを差し挟み、対決的な質問をすることで、人の覚悟を試したり、新しい発想を生み出させるというやり方もあります。 ただし、人には押し付けと感じられると信頼をなくすこともあるので注意してしなければなりません。

(例)
「カンボジアだけでなくて、ベトナムをはじめアジア全部に広げればいいんじゃないですか?」

=それから、問いかけには、内容に関することではなく、会話そのものに焦点をあてるものもあります。

(例)
「今までの会話の流れをどう感じていますか?」
「立ち入った質問をしてしまったでしょうか?」

=これらの問いかけはそもそも何のために話し合いかを再確認することに有効です。
次にフィードバックについてですが、大事なことは一人称主語(Iメッセージ)で話すことで人の選択肢を増やすことであり、「私ならば○○○します」あるいは「私が気になったのは・・・なところです」と常に自分に矢印を向けることで人に指示したように感じさせないことです。やるかどうかは人に委ねます。

■深堀りをする時のポイントは、ワクワクしながら聴くことです。聴くことを楽しみ、否定的表現は使わないことです。そして、相手の話を促すように聴き、人がイメージしている時は、辛抱強く待ちます。答えは言わないようにし、答えは本人が持っていると信じ、質問をするだけでいいのです。 重要なことは、答えを見つけるキッカケをつくることです。


(3)ドリメンとして持っておくべき知識

■ドリメンを希望するならば、まずは、「メンタリング・マネジメント」「夢は叶う」「心で勝つプレゼン」(すべて福島正伸著)を読むことから始めた方がいいように思います。 それから、ドリプラのスタッフに参加したり、セミナーや講演会に参加することで、人を支援することを学んでいくのもよいかと思います。

■ドリメンとして持っておくべき知識としては、自立型人材の5つの概念、プラス受信、メンタリングなどのほかに「ドリプラマニュアル」があります。200ページ近くあり、支援者としての「あり方」「考え方」「接し方」という点で、支援者の振る舞い方を学べるようになっています。それに、ドリプラ全般、プレゼンテーションのつくり方なども書いてありますので、何回も読んで学びます。
また、ドリプラのプレゼンテーションに関わる知識として、画像を使った物語をつくるのでシナリオ術、映像技術、事業計画書作成ノウハウ、マーケティング知識、経営全般の知識などがあれば、行き詰った人への新しい発想や一歩踏み出す勇気を与える貢献につながります。

ただし、あくまで人に選択させるのであって、押し付けないように気をつけることです。
それから、メンタリングの「支援の手法」を身につけておいた方がいいと思います。言い換えるとコミュニケーション力ということになります。ですので、コーチングやカウンセリングなどの知識や技術は必要です。 大切なことは、ドリプラにおいてドリメンとして何が必要な知識なのかを自分自身でやりながら見ながら考えて学んでいくという姿勢を持つことです。


(4)夢を深堀りするためのツール

■人の夢を深堀していく過程ではさまざまなワークを使用します。
それは、参加者がそれぞれの経験をいかした協力作業を通じて相互作用を起こし、気づきやアイデアをつくり出します。その代表的なものであるメンタリングセッションと価値創造ワークの2つをご紹介します。 他にもドリームマップ、ライフラインなど各種ありますが、大切なことは、人により具体的なイメージを思い浮かばせてやる気にさせることで一歩前に進んでもらうことです。


【メンタリングセッション】

[ねらい/目的]
・プレゼンテーションのレベルアップを図る
・夢の実現に対しての困りごとや悩みごとの解消

[用意するもの]
・ドリメンシート

[基本的な進め方]
1.人から今の状況、困っていること/悩んでいることを話してもらう。
あるいはプレゼンテーションの実演をしてもらう。

2.ドリメンなどの支援者から質疑応答をする。
【ポイント】 批判などを防ぐために支援会グランドルールを決めておく

(例)「ドリプラ世界大会 相互支援会参加ルール八か条」
【第1条】相互支援会は誰もが夢を語れる場所。
遠慮なく楽しみこと
【第2条】関わる人みんなが仲間
出会えたことに感謝し接すること
【第3条】ピンチはチャンス。
どんな出来事や状況もプラス受信すること。
【第4条】前向きな言葉を発信すること
【第5条】相手の欠点を指摘するのではなく、
自分の出番に置き換えること
【第6条】人に何があっても、大丈夫と信じぬくこと。
【第7条】原則、アドバイスはしないこと。
【第8条】ドリメンカード&ドリメンシートは書くこと。

3.ドリメンシートに記入する 20分
【ポイント】 書き方の基本

・感謝―人の話しを聞いて感謝し、できることを見つけ出す。
 感謝は人間関係を良くする。
・学び―人から学ぶ。
 人の存在価値を高める。
・共感―人と自分との共通体験、または共通概念を探す。
 夢の社会的価値を共有する。
・賛美―人の長所を見つけ出す。
 賛美する、喜ぶ。
・出番―人の短所を見つけ出す。
 自らの出番に変える。
・支援―自分が相手のために何ができるかを考える。
 笑顔で接する、人を紹介する、情報を提供する。 知識や技術を教える、アイデアを出す。

4.記入が終わった人から人に内容を読んで渡す。

5.人は心の底から感謝して、うれしそうにドリメンシートを受け取る。

6.人はドリメンシートを全員から受け取ったら、感謝の言葉を述べ決意を語る。

※時間配分については適宜検討する

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来週は第5回、テーマは「人間的支援をどのようにするか」です。

最後までお読み下さいまして誠にありがとうございました。

福島正伸

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発行元:株式会社アントレプレナーセンター
「ドリプラ世界大会10周年アニバーサリィ 事務局」
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